睦学園は2023年に創立100周年を迎えます。

和の力で、環を創る。

睦学園は、おかげさまで
2023年に創立100周年を迎えます。
建学の精神である「和」を礎として
人と人、
そして地域の皆様との
つながりを大切に
子どもたちの健やかな成長をともに
支えてきました。
次の100年に向け、
これからも学園全体が
さらに志をひとつにし
「和」の力で、
さらに大きな人々の「環(わ)」へ。
未来の新しい教育と地域社会の発展を
ともに創造していきます。

和の力で、環を創る。100th MUTSUMI GAKUEN

シンボルマークに込めた意味

「1」は人を、「0」は和を表し、「和」を育む人を養成する睦学園の建学の精神を表現。その「和」がつながって無限大の「環」となり、未来へ上昇していく本学園の願いを込めています。ロゴカラーは、次の100年も私達が大切にしたい人々の温もりや活気をイメージしています。

ごあいさつ

理事長挨拶

理事長 河野 真

 平素より学校法人睦学園の教育運営に温かいご理解とご支援を賜り深く御礼申し上げます。
 本学園は、大正12(1923)年に神戸市須磨区にて創立され、爾来、建学の精神である「和」を育む有為の人材を養成する教育機関、また、地域に根ざした教育機関として邁進し、現在では、大学院、大学、短期大学のほか、2つの高校、1つの中学、2つの幼稚園を有する総合学園に発展してまいりました。

 お陰をもちまして、睦学園は令和5(2023)年6月10日に創立100周年を迎えます。
 100年という大きな節目を来年に控えた今、第4次産業革命ともいわれる、AI、ビッグデータ、IoT、ロボット等の先端技術が、高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れられ、社会のあり方そのものが大きく変化する「超スマート社会(Society5.0)」の到来が予想されています。
 また、日本は、健康寿命が世界一の長寿社会を迎え、平成19年(2007年)に生まれた子供にいたっては、少なくとも107歳まで生きる確率が50%あると言われています。
 こうした「人生100年時代」においては、人々が「教育・仕事・老後」という3ステージの単線型の人生ではなくマルチステージの人生を送るようになり、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場がある社会となることが予想されます。
 そこでは、幼児教育から高等教育、さらに社会人の学び直しに至るまで、生涯を通じて切れ目なく、質の高い教育を用意し、いつでも有用なスキルや知識、必要な能力を身に付けられる学び直しの場が提供されていることが必要となってきます。
 本学園においても、これらのことをしっかりと認識して、次代へとつなげていく教育を行っていくことが重要であると考えています。

 睦学園は、来るべき創立100周年を機に、今後のさらなる学生・生徒・園児への支援の充実と学園のゆるぎなき永続的発展に資することを目的に「創立100周年記念事業」を展開してまいります。
 つきましては、本記念事業の趣旨にご賛同いただき、格別のご支援ご協力を賜りたく、心からお願い申し上げます。

学校法人睦学園
理事長 河野 真

100周年記念事業

100周年を共に歩んでいただいている地域の皆様、学園関係者の皆様と一体となって取り組み、
「和」の精神をさまざまな形で感じられる事業を展開して参ります。

事業内容

  • 100周年記念講演会

    開催日:
    2023年3月5日(土)
    募集期間:
    2022年12月17日(土)~2023年2月12日(日)
  • 100字メッセージコンテスト

    対  象:
    学園在籍の学生、生徒、園児から募集
    募集期間:
    2022年12月1日(木)~2023年4月30日(日)
  • 「100」に関する作文コンテスト

    対  象:
    学内外を問わず、小・中・高・大学、社会人から募集
    募集期間:
    2022年11月1日(火)~2023年1月31日(火)(小学生の部は2023年2月28日(火)まで)
    応募方法:
    メールか郵送(応募先、応募方法の詳細はこちら
  • 未来教育メソッドコンテスト

    対  象:
    学園教職員から募集
  • 「応援ソング」制作! 睦学園×ラジオ関西 コラボ企画

    対  象:
    学園在籍の学生、生徒、園児及び一般の方から、エピソードを広く募集
    募集期間:
    2022年11月12日(土)~2023年1月11日(水)

睦学園のあゆみ

大正期に須磨の地に開かれた「太子館」起源とする睦学園。
約100年の時を経て、須磨と加古川を拠点に総合学園として発展を遂げています。

睦学園
大正10(1921)年 聖徳太子薨去1300年祭を記念して、「仏教の日曜学校」を始める → 学園の創始
大正12(1923)年 「太子館」を設立。太子館附属高等裁縫部(須磨睦高等技芸塾)併設 → 学園の創立
昭和12(1937)年 財団法人須磨太子館設置、認可
昭和21(1946)年 法人名を財団法人聖徳学園に改称、設置、認可
昭和26(1951)年 学制改革により法人名を学校法人睦学園に改称、設置、認可
睦学園
兵庫大学
平成7(1995)年 兵庫大学設置(経済情報学部経済情報学科)
平成11(1999)年 兵庫大学大学院経済情報研究科設置(経済情報専攻)
平成13(2001)年 兵庫大学健康科学部栄養マネジメント学科、健康システム学科開設
平成18(2006)年 兵庫大学健康科学部に看護学科開設
平成20(2008)年 兵庫大学生涯福祉学部社会福祉学科開設
平成25(2013)年 兵庫大学生涯福祉学部にこども福祉学科開設
平成28(2016)年 兵庫大学現代ビジネス学部現代ビジネス学科開設
平成29(2017)年 兵庫大学看護学部看護学科開設
令和2(2020)年 兵庫大学大学院に現代ビジネス研究科及び看護学研究科開設
兵庫大学
兵庫大学短期大学部
昭和30(1955)年 睦学園女子短期大学設置
昭和41(1966)年 短大名を兵庫女子短期大学に改称、神戸市須磨区から加古川市に移転
平成10(1998)年 短大名を兵庫大学短期大学部に改称
兵庫大学短期大学部
兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校
大正12(1923)年 「太子館」を設立。太子館附属高等裁縫部(須磨睦高等技芸塾)併設
昭和4(1929年) 須磨睦高等技芸塾を改め、須磨睦技芸女学校設置
昭和12(1937)年 須磨睦技芸女学校を須磨睦高等実践女学校に改称、設置
昭和21(1946)年 須磨睦女子商業高校を須磨ノ浦高等女学校に改称、設置(修業年限5ヶ年)
昭和23(1948)年 須磨ノ浦高等女学校を須磨ノ浦女子高等学校に改称、設置
平成7(1995)年 阪神淡路大震災で須磨ノ浦女子高等学校校舎が全壊
平成8(1996)年 須磨ノ浦女子高等学校新校舎完成
平成26(2014)年 校名を兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校に改称(旧 須磨ノ浦女子高等学校)
須磨ノ浦高等学校
神戸国際中学校・高等学校
昭和22(1947)年 須磨ノ浦中学校設置(学制改革に伴い)(昭和48(1973)年 休校)
平成3(1991)年 須磨ノ浦中学校を再開、校名を神戸国際中学校に改称、設置
平成6(1994)年 神戸国際高等学校設置
神戸国際中学校・高等学校
兵庫大学附属須磨幼稚園
大正12(1923)年 「太子館」を設立。
大正15(1926)年 須磨幼稚園設置
平成16(2004)年 園名を兵庫大学附属須磨幼稚園に改称 (旧 須磨幼稚園)
兵庫大学附属須磨幼稚園
兵庫大学附属加古川幼稚園
昭和42(1967)年 兵庫女子短期大学附属加古川幼稚園設置
平成10(1998)年 園名を兵庫大学附属加古川幼稚園に改称
兵庫大学附属加古川幼稚園

同窓⽣からのメッセージ

睦学園から社会へ⽻ばたき、
さまざまな形でご活躍されている
同窓⽣の皆様から寄せられた、
学園へのメッセージをご紹介します。

  • 有方 大介 様

    兵庫大学
    1999年卒業

    有方 大介 様
    当時をふり返って

    大学開学年に入学し、多様な学びと経験をさせていただいた4年間であり、私の人生の方向性を決定づける大きな出会いをいただいた貴重な時間となりました。プロスポーツの最前線で活躍されていた恩師との出会いがなければ今の私はありません。物事の本質を教授していただき、この出会いと経験が将来の職業を具体的に考えるきっかけとなり、現在に至ります。今は、sitting volleyball女子日本代表の専任トレーナー(バレーボール(座位))に従事しており、東京2020パラリンピックの経験を経て、2024年に開催されるパリパラリンピックに出場できるよう選手サポートを行っております。
    大学の正門には厳かな雰囲気が漂う石碑があり、そこには聖徳太子の「貴為和以」とありました。「和」の重要性、その言葉は常日頃から私の潜在意識に刻まれることとなり、今なお、人と接する・繋がる・協働する際の礎となっています。

    これからの学園に期待すること

    これまでの100年とこれからの100年、過去と未来の轍を繋ぎ、人が幾つになっても、またいかなる環境にあっても「知りたい・学びたい・究めたい」と思う知的好奇心・向上心に寄り添い、そして包み込む存在として在り続けていただきたいと願います。
    加えて、人の心を前向きに突き動かすことができる魅力ある人材の育成と輩出をこれからも続けていかれることを大いに期待しております。

  • ⻄原 響⼦ 様
    (旧姓:峯)

    兵庫⼤学短期⼤学部
    2012年卒業

    ⻄原 響⼦ 様
    当時をふり返って

    私の通っていた保育科は、先⽣や職員の⽅がとても優しくて、何でも気軽に相談や質問ができるアットホームな環境でした。
    3年制のコースだったので、学業も部活もアルバイトも⾃分のペースでゆとりを持ってさまざまな経験ができ、とても有意義な3年間を過ごせました。そんな在学中に出会った友⼈は、今でも公私ともに気軽に相談できる⼼強い存在です

    これからの学園に期待すること

    新設学科も増え、⺟校が発展されることをとても喜ばしく思っています。時代の流れか4年制⼤学を志望される⼈も多いかと思いますが、短⼤希望者をこれからも⼤切に、保育の現場で活躍する⼈材輩出を期待しています。

  • 半田 美咲 様

    兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校
    2011年卒業

    半田 美咲 様
    当時をふり返って

    校舎がコンクリートでモダンな造りでかっこよく、スカイコートでの体育の授業は気持ちよかったです。
    私はバレー部に所属していて、春高バレーとインターハイに出場したことが印象に残っています。部活での3年間で「自信をもつこと」「練習を積み重ねること」「人に感謝すること」を学んだことが今の人生に活きていると思います。
    当時、強気なプレーができなかった私に、自信を持つ大切さを指導してもらいました。エースとしてキャプテンとして自信を持ってプレーをするために、嫌になる時も諦めずに練習を続けました。そして、多くの人に支えられた3年間でした。遠方から応援に来てくれる両親、後援会やOBの方、クラスメートや他の先生、外部コーチ、そして、ともにコートに立てなかったチームメイト。卒業しても気にかけてくださる監督をはじめ、今でも感謝の思いが強いです。

    これからの学園に期待すること

    今私は、小学校の教諭をしています。一人でも多くの子どもたちが、将来の夢を持ち、その夢に向かって努力し続けられるオモイを育てる先生でありたいです。また、ゆくゆくはバレーボールにも携わりたいです。
    夢の幅を広げ多様な学びができるカリキュラムも増えている母校。夢に向かって本気で学べる学校であってほしいと思います。また、めまぐるしく変化する社会で自分らしさを大切に生きるために、素敵な出会いができる学校でもあってほしいと思います。

  • 岡⽥ 千穂 様

    神⼾国際中学校・
    ⾼等学校
    2003年卒業

    岡⽥ 千穂 様
    当時をふり返って

    ⾔葉:「継続は⼒なり」
    卒業時に体操部顧問の先⽣からいただいた⾔葉です。常に⽬標を持って真摯に取り組む姿勢を学びました。
    ・友⼈:卒業してからの付き合いの⽅が⻑くなりましたが、神⼾国際でできた友達は私の⼼の⽀えであり、かけがえのない宝物です。今でも会うとまるで学⽣の頃にタイムスリップしたようなキラキラした気持ちになります。
    ・恩師:どの先⽣も親⾝になってアドバイスをくださり、いつも私達を温かく⾒守ってくださいました。私も含め卒業⽣が頻繁に⺟校に訪れるのは、そんな先⽣⽅の存在が⼤きいからだと思います。
    中学・⾼校で「遺伝カウンセラー」という夢を⾒つけ、それを叶えられたのは、周りの先⽣⽅ひいては学園のお陰だと感謝しております。

    これからの学園に期待すること

    少⼦化の現代においてさまざまな困難があるかもしれませんが、個性豊かな卒業⽣達が⺟校を思わず⾃慢してしまうような、誇りに思えるような学園であり続けてほしいと思います。

  • ⼩泉 杏菜 様

    兵庫⼤学附属須磨幼稚園
    2003年卒園

    ⼩泉 杏菜 様
    当時をふり返って

    当時のお便りを⾒返すと、幼少期の私はなんとも⾃由な⼦供だったようです。帰りのバスを降りるのが嫌な時でも、先⽣にお願いしてもう1周回ってもらうこともしばしばありました。そんな⾃分の話を熱⼼に聞いてくれ、のびのびと過ごさせてくれたとても暖かく優しい幼稚園でした。私がモットーとしている、「笑顔」、「感謝の⼼を持つ」ことは、須磨幼稚園で得たものだと思います。
    今は建設業で充実して働く⽇々です。パワフルに、そして周囲への感謝と笑顔を忘れずに、⽇々邁進したいと思います。

    これからの学園に期待すること

    創⽴100周年、誠におめでとうございます。そして当時担任の先⽣が園⻑先⽣になられ、感慨深く、喜ばしく思っております。⾃由でおおらかな校⾵をそのままに、⼦供たちの笑顔あふれる幼稚園でありつづけてほしいと願っております。

  • 守屋 裕司 様

    兵庫⼤学附属
    加古川幼稚園
    1999年卒園

    守屋 裕司 様
    当時をふり返って

    ⾃然に囲まれた環境で先⽣や周りの⽅に温かく⾒守ってもらい、⼤勢の友達とのびのびゆったり過ごせたことが思い出されます。年間を通じ、屋内・屋外でさまざまな⾏事があり、お花まつりや卒園式などを通じて、⾃然に⼿を合わせて感謝を持てるようになったと実感しています。卒園の時に園⻑先⽣から贈られた「やる気・勇気・元気」という⾔葉。この「三つの気」があれば、いろいろな困難を乗り越えられると今も思います。

    これからの学園に期待すること

    園の創⽴から、祖⽗、⺟、そして私も園⻭科医として従事しており、園の可愛い後輩の役に⽴つためにも⽇々精進しています。100年という素晴らしい歴史が今後も引き継がれ、150年200年と発展されることを念じ申し上げます。

睦学園 創立100周年記念事業基金